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吸取紙 すいとりがみ

百科事典マイペディアの解説

吸取紙【すいとりがみ】

インキ等を吸い取らせ,乾燥を早めるために用いられる紙。原料には木綿ぼろ,化学パルプ,砕木パルプなどを使うが,サイジングを施さず,吸収性がよい。
→関連項目吸収紙

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世界大百科事典 第2版の解説

すいとりがみ【吸取紙 blotting paper】

インキを吸い取らせ,筆記後の乾燥を速める目的に使用される,かさ高の紙。紙のおもな原料である木材パルプは水に対して高い親和性をもっている。また紙は多孔性であるから水をよく吸収する。普通の紙はサイジングをして水の浸透速度を低くしているのに対し,吸取紙はサイジングをせず,紙固有の親水性を利用する。化学パルプおよび砕木パルプを用い,叩解(こうかい)やプレスをあまり行わないで作る。【臼田 誠人】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吸取紙
すいとりがみ

紙面に残ったインキを吸い取る紙。押し紙ともいう。19世紀後半にイギリスから広まったが、日本では1872年(明治5)にインキが輸入されてから使用された。1887年ごろから漉(す)き出され、緋金巾(ひかなきん)(赤く染めた木綿の布)類を主原料としていたころは、脱色が不十分なために薄赤色をしていたが、木材パルプを原料とするようになってから白色のものができた。填料(てんりょう)を加えて漉き、脱水を緩やかにし、低温度で長く乾燥させて繊維間隙(かんげき)を多くしてある。[町田誠之]

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