吹田慈姑(読み)すいたぐわい

精選版 日本国語大辞典 「吹田慈姑」の意味・読み・例文・類語

すいた‐ぐわい‥ぐわゐ【吹田慈姑】

  1. 〘 名詞 〙 オモダカ栽培品種地下塊茎は径一~二センチメートル。葉の頂片は狭卵形、脚片は頂片より長く披針形。塊茎は食用になる。大阪府吹田市名産。まめぐわい。はかりぐわい。こぐわい。
    1. [初出の実例]「一種すゐたくはいと云物あり。葉も根も慈姑に似て小なり。花なし。味佳し。慈姑より味濃なり。摂州吹田邑より出たり」(出典:大和本草(1709)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

事典 日本の地域ブランド・名産品 「吹田慈姑」の解説

吹田慈姑[根菜・土物類]
すいたくわい

近畿地方、大阪府の地域ブランド
吹田市で生産されている。江戸時代以前からくわいは吹田に自生していたという。現在流通している大型の中国くわいとは異なり、小型のくわいである。なにわの伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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