デジタル大辞泉 「吹絵」の意味・読み・例文・類語 ふき‐え〔‐ヱ〕【吹(き)絵】 地紙の上に種々の形に切り抜いた型紙を置き、その上方から絵の具や墨などを含ませた筆に強く息を吹きかけて飛沫を散らし、型紙を取り去って絵や模様を表すもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「吹絵」の意味・読み・例文・類語 ふき‐え‥ヱ【吹絵】 〘 名詞 〙 種々の形を切り抜いた型紙を地紙の上に置き、この上から墨汁または絵の具をしみこませた筆に強く息を吹きかけて散らし、型紙を取り去って絵や模様を作るもの。[初出の実例]「其頃の多葉粉入は、或は青渋にて紙をいため、又は吹絵墨ながし抔したる麁相成しに」(出典:随筆・むかしむかし物語(1732頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吹絵」の意味・わかりやすい解説 吹絵ふきえ 紙の装飾法の一種。紙の上に文様の型紙を置き,筆に染料を含ませて上から息を強く吹きかけ,あるいは金網にこするなどして飛沫を飛ばし,ぼかし風の文様をつくったもの。正倉院の料紙や,屏風の地紙にこの手法がみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by