吾妻高湯(読み)あづまたかゆ

改訂新版 世界大百科事典 「吾妻高湯」の意味・わかりやすい解説

吾妻高湯[温泉] (あづまたかゆ)

福島市吾妻山の東斜面,標高750mにある温泉。正式には高湯温泉といい,蔵王高湯,白布高湯とともに奥州三高湯の一つで,信夫(しのぶ)高湯ともいう。泉温は47℃,泉質硫酸塩泉で,湯の華の特産がある。慶長年間(1596-1615)に発見された温泉で,もとは夏の農閑期湯治場であったが,1959年開通の磐梯吾妻スカイライン入口に当たり,近くにゴルフ場スキー場もあって,宿泊施設が増えた。
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百科事典マイペディア 「吾妻高湯」の意味・わかりやすい解説

吾妻高湯[温泉]【あづまたかゆ】

福島市にあり,旧名信夫(しのぶ)高湯。吾妻山の東麓,磐梯吾妻スカイラインの北東入口に当たる。福島盆地,霊山(りょうぜん)の展望のよい行楽温泉で,冬は一帯がスキー場となる。含石膏ミョウバン硫化水素泉。41〜49℃。1595年の湯役銭の記録が残っており,17世紀には湯小屋の経営が入札制となっていた。東北本線福島駅の西16km,バスが通じる。正式には高湯という。

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