東海北陸自動車道(読み)とうかいほくりくじどうしゃどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

東海北陸自動車道
とうかいほくりくじどうしゃどう

太平洋側の東海地方と日本海側の北陸地方を結び、本州を横切る高速道路。管理は中日本高速道路。起点の愛知県一宮(いちのみや)市で名神高速道路から分岐し、岐阜県内を北上して、分水界を超えて庄(しょう)川沿いに下り、終点の富山県小矢部(おやべ)市(小矢部砺波(となみ)ジャンクション)で北陸自動車道に接続する。総延長185キロメートル、一宮市―岐阜県郡上(ぐじょう)市間は4車線、郡上市―小矢部市間は暫定的に2車線(一部は4車線)。山岳地帯を通過するので、トンネルや橋など大きな構造物が多い。2008年(平成20)7月に岐阜県高山(たかやま)市―同白川(しらかわ)村が開通して全線開通となり、一宮市―小矢部間を約3時間で結び、地形的に隔てられていた北陸地方と東海地方との交流を促進し、また交通路の乏しかった岐阜県北部の各地域の利便性を飛躍的に向上させている。

[下保 修]

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百科事典マイペディアの解説

東海北陸自動車道【とうかいほくりくじどうしゃどう】

愛知県一宮市から,岐阜県郡上市などを経て富山県小矢部市へ至る高速自動車国道で,総延長約185km。一宮JCTで名神高速道路と,美濃関JCTで東海環状自動車道と,小矢部砺波JCTで北陸自動車道とそれぞれ接続し,中京圏と北陸地方とを最短で結ぶ重要な役割を果たしている。1986年にまず岐阜各務原IC〜美濃IC間が,他の高速自動車国道と接さず独立して開通。その後1992年には小矢部砺波JCT〜福光IC間が開通し,北陸地方側からも延伸が始まった。1998年には開通区間が一宮JCTに達してネットワークが構築され,2008年の飛騨清見IC〜白川郷IC間の開通により全線が開通した。なお,この最終開通区間には日本の道路トンネルとしては有数の長さを誇る〈飛騨トンネル〉(1万750m)がある。トンネルや狭隘(きょうあい)区間が多く,2015年5月現在,白鳥ICから北はほとんどが片側1車線の暫定開通となっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東海北陸自動車道
とうかいほくりくじどうしゃどう

愛知県一宮市起点とし,岐阜県岐阜市美濃市郡上市,富山県南砺市を経て中部地方貫き,富山県の砺波市にいたる高速道路。総延長 184.8km。2008年全線開通。日本海側における最大の工業集積をもつ北陸経済圏と中京経済圏を直結する。

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