告身(読み)コクシン

精選版 日本国語大辞典 「告身」の意味・読み・例文・類語

こく‐しん【告身】

  1. 〘 名詞 〙 叙位の旨を記して天皇が被叙位者に交付する文書位記。辞令書。
    1. [初出の実例]「高向朝臣公輔、元名桑田麻呂、而叙位告身、注名公輔」(出典日本三代実録‐貞観元年(859)八月一六日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐選挙志下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「告身」の読み・字形・画数・意味

【告身】こくしん

唐代の辞令書。それより前、北朝では告身、南朝では除身といった。〔北斉書、傅伏伝〕上大將軍、武郡開國を授く。身を給す。

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