和世(読み)ニコヨ

デジタル大辞泉 「和世」の意味・読み・例文・類語

にこ‐よ【和世】

6月・12月の大祓おおはらえのとき、神祇官じんぎかんから天皇贖物あがものとして献じた和妙にきたえの衣。⇔荒世あらよ

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「和世」の意味・読み・例文・類語

にこ‐よ【和世】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 六月と一二月の大祓(おおはらえ)の時、神祇官(じんぎかん)から天皇の贖物(あがもの)の料に奉る和妙(にきたえ)の衣。縫殿寮(ぬいどのりょう)が調進する。荒世(あらよ)に対していう。
    1. [初出の実例]「右晦日卜部各著明衣。〈略〉二人執荒世。二人執和世」(出典延喜式(927)一)
  3. おだやかなとき。平安な時期
    1. [初出の実例]「病みぬればほのぼのとしてあり経たる和世(ニゴヨ)のすがた悲しみにけり」(出典:赤光(1913)〈斎藤茂吉〉細り身)

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