デジタル大辞泉 「和布」の意味・読み・例文・類語 にき‐め【▽和▽布】 《後世は「にぎめ」とも》柔らかな海草。ワカメの類。「角島つのしまの瀬戸のわかめは人のむた荒かりしかど我とは―」〈万・三八七一〉 わ‐ふ【和布】 柔らかく肌ざわりのよい布。にきたえ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「和布」の意味・読み・例文・類語 にき‐め【和布】 〘 名詞 〙 ( 後世は「にぎめ」とも ) 海藻「わかめ(若布)」の異名。[初出の実例]「角島の迫門(せと)の稚海藻(わかめ)は人の共(むた)荒かりしかど吾れとは和海藻(にきめ)」(出典:万葉集(8C後)一六・三八七一)「雪ふりては秣つきて、磯による、にきめ、なのりぞのたぐひを、くひものとせり」(出典:菅江真澄遊覧記(1784‐1809)牧乃冬かれ) わ‐ふ【和布】 〘 名詞 〙① 地のやわらかい布。にきたえ。[初出の実例]「和布の中に、気味めでたきをこざとなづく」(出典:名語記(1275)五)② わかめ。葉がやわらかく布に似るところからいう。[初出の実例]「海草のめをわふといへり如何。わふとは和布とかけり」(出典:名語記(1275)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
動植物名よみかた辞典 普及版 「和布」の解説 和布 (ワカメ・ニキメ;ニギメ) 学名:Undaria pinnatifida植物。チガイソ科の褐藻 和布 (メ) 植物。食用海藻の総称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報