和草(読み)ニコグサ

精選版 日本国語大辞典 「和草」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぐさ【和草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 葉や茎の柔らかい草。一説に「はこねしだ」の古名とも。
    1. [初出の実例]「おく霜にかれにけらしなあしからの箱根のねろに茂るにこ草〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)
  3. 単独、または「にこぐさの」の形で序詞の末に置かれ、同音の「にこ」や「若かへ」「花つ妻」を引き出すのに用いる。
    1. [初出の実例]「秋風に靡く川辺(かはび)の爾故具左能(ニコグサノ)にこよかにしも思ほゆるかも」(出典万葉集(8C後)二〇・四三〇九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む