和草(読み)ニコグサ

精選版 日本国語大辞典 「和草」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぐさ【和草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 葉や茎の柔らかい草。一説に「はこねしだ」の古名とも。
    1. [初出の実例]「おく霜にかれにけらしなあしからの箱根のねろに茂るにこ草〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)
  3. ② 単独、または「にこぐさの」の形で序詞の末に置かれ、同音の「にこ」や「若かへ」「花つ妻」を引き出すのに用いる。
    1. [初出の実例]「秋風に靡く川辺(かはび)の爾故具左能(ニコグサノ)にこよかにしも思ほゆるかも」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三〇九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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