箱根羊歯(読み)ハコネシダ

デジタル大辞泉 「箱根羊歯」の意味・読み・例文・類語

はこね‐しだ【箱根羊歯】

イノモトソウ科の常緑多年生のシダ。山林下に生え、葉は長さ約15センチ、黒いつやのある柄をもち、羽状複葉羽片イチョウに似た形をしている。はこねそう。

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精選版 日本国語大辞典 「箱根羊歯」の意味・読み・例文・類語

はこね‐しだ【箱根羊歯】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。本州の関東以西、四国、九州の暖地山中の崖や岩上にはえる。葉は三回羽状複葉。葉柄は黒褐色で光沢を帯びる。裂片は長さ一・五センチメートル内外の扇形でイチョウの葉に似ている。胞子嚢群は裂片の裏面の先端中央の少しへこんだ所に一個ずつ付き、そり返った葉縁で覆われる。全草を産前産後の薬に用いる。和名は、ドイツの博物学者ケンペルが元祿一六八八‐一七〇四)の頃、箱根山で採集したことによる。ほど。はこねそう。オランダ草

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動植物名よみかた辞典 普及版 「箱根羊歯」の解説

箱根羊歯 (ハコネシダ)

植物。イノモトソウ科の常緑多年草。ハコネソウ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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