デジタル大辞泉
「唐草」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
から‐くさ【唐草】
- 〘 名詞 〙 ( 「唐」はあて字で、「絡草(からみぐさ)」の略という )
- ① つる草のつるや葉のからみ合ってのびている様子を図案化した模様。古く、エジプトやメソポタミアに始まり、日本には中国を経て伝わったもの。忍冬(にんどう)(実はパルメット〔半円菊花形〕)、葡萄、宝相華(ほうそうげ)、牡丹、蓮華唐草などがある。織物、染物、蒔絵(まきえ)、柱の装飾などに用いる。唐草模様。唐草文(からくさもん)。
唐草①
- [初出の実例]「あやけづりいだしなどしたるに、からくさ・鳥など彫(ゑ)り透かしてあるに入れて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)
- 「前には唐草の蒔絵の唐櫛笥の具を立たり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
- ② 「からくさがわら(唐草瓦)」の略。
- ③ 植物「うまごやし(馬肥)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
- ④ 植物「みぞかくし(溝隠)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
- ⑤ 植物「ぼたんづる(牡丹蔓)」の異名。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
Sponserd by 