唯に(読み)タダニ

デジタル大辞泉 「唯に」の意味・読み・例文・類語

ただ‐に【唯に】

[副]単に。もっぱら。ただ。多く、下に打消しの語を伴う。「唯に勉学のみならずスポーツにもすぐれている」
[類語]ひたすら専らたんひとえいつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唯に」の意味・読み・例文・類語

ただ‐に【唯に・只に・啻に】

  1. 〘 副詞 〙ただ(直)[ 三 ][ 二 ]
    1. [初出の実例]「大保をば多他(タダニ)(まへつぎみ)とのみは思ほさず」(出典続日本紀‐天平宝字三年(797)六月一六日・宣命)
    2. 「美食に口を飽かしめ啻(タダ)昨夜危難を忘るるのみならず」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android