もっぱら【専ら】
《「もはら」の音変化》
[副]他はさしおいて、ある一つの事に集中するさま。また、ある一つの事を主とするさま。ひたすら。ただただ。「専ら練習に励む」「休日は専ら子供の相手をする」「専らのうわさだ」
[形動ナリ]専念するさま。また、主要・肝要なさま。
「人倫において―なり」〈謡・忠度〉
[類語]主に・主として・ひとえに・一に・ただ・専門
もはら【▽専ら】
[副]
1 「もっぱら
」に同じ。
「生前―十二頭陀を行持して」〈正法眼蔵・行持上〉
2 (あとに打消しの語を伴って)まったく。少しも。
「―かかるあだわざなどし給はず」〈源・手習〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例