専ら(読み)モッパラ

デジタル大辞泉の解説

もっぱら【専ら】

《「もはら」の音変化》
[副]他はさしおいて、ある一つの事に集中するさま。また、ある一つの事を主とするさま。ひたすら。ただただ。「専ら練習に励む」「休日は専ら子供の相手をする」「専らのうわさだ」
[形動ナリ]専念するさま。また、主要・肝要なさま。
「人倫において―なり」〈謡・忠度

もはら【専ら】

[副]
もっぱら」に同じ。
「生前―十二頭陀を行持して」〈正法眼蔵・行持上〉
(あとに打消しの語を伴って)まったく。少しも。
「―かかるあだわざなどし給はず」〈・手習〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

もっぱら【専ら】

もはらの促音添加
他の事にかかわらないで、そのことだけをするさま。 最近は-史跡めぐりをしている 今日は-向こうの言い分を聞いてきた -の噂だ
形動ナリ
そのことに集中するさま。それを主とするさま。 ただそれ〱にあたる事を勤むべき事-なり/仮名草子・伊曽保物語専らにする
[句項目] 専らにする

もはら【専ら】

形動ナリ
もっぱら
に同じ。 このごろ庭-に花ふりしきて海とむなりなむと見えたり/蜻蛉
もっぱら
に同じ。 -かくておはするに、かひなし/落窪 1 怖畏謹慎の期をさすに、-季夏初秋の候にあたる/平家 5 悪趣を以てすみかとし、-罪人を以て友とす/沙石 二・古活字本
(下に打ち消しの表現を伴って)決して。全然。 -風やまで、いや吹きに、いやたちに/土左 -、かかるあだわざなどし給はず/源氏 手習

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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