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商業団地 しょうぎょうだんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

商業団地
しょうぎょうだんち

正しくは卸商業団地,または店舗等集団化事業という。また隣接して運送業者の物流センターなどが設けられることも多く,これらの施設を含めて流通団地,流通センターとも呼ばれている。日本の小規模卸商業者の機能を高め,その経営を改善すると同時に社会的な役割を充実させるねらいで行われている流通政策の一つ。日本の卸売商の半分以上は従業員4人以下の企業であり零細性が強い。と同時に,それらは市街地にあって交通難や倉庫難などのために卸商としての事業活動に大きな制約を受けている。その改善の一案として都市郊外部に商業団地を設けて各卸売商の機能を拡充するとともに,事業の共同化や共業化を通じて企業体質の強化をはかるものである。集団化しようとする中小企業の卸商業者が事業協同組合をつくり,卸商業団地を形成するが,全体の2割以内で製造業者や運送業者が加わることはさしつかえない。業者数は一応特別の場合を除き 20人以上となっている。全体の3分の2以上が団地に店舗をもち,共同施設をつくり,都市計画と調整しながら進めていくことになっている。政府はこれに応じて助成をしているが,その方法は中小企業振興事業団が都道府県に資金を貸付け,各都道府県はこれに資金を追加して対象となる計画に長期体制で貸付けるという方法をとっている。具体的な共同事業としては事務用品などの共同購入や情報処理センターの設置,共同配送などが行われている。

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