喧囂（読み）ケンゴウ

デジタル大辞泉

けん‐ごう〔‐ガウ〕【^×喧^×囂】

［名・形動］(スル)
１ がやがやとやかましいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。
「毎日必ず―な跫音が人の鼓膜を騒がしつつある」〈長塚・土〉
２ がやがやとやかましくすること。
「魚市に―せる小民」〈透谷・頑執妄排の弊〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

けん‐ごう‥ガウ【喧囂・諠囂】

1. 〘 名詞 〙
2. ① ( 形動 ) やかましいこと。うるさいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。けんぎょう。
   1. [初出の実例]「至_レ如_下夫進望_二樵蹊之幽邃_一。退顧_中帝城之喧囂_上」(出典：本朝文粋（1060頃）一〇・於禅林寺上方眺望詩序〈紀斉名〉)
   2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐昭公元年〕
3. ② ( ━する ) うるさくさわぐこと。がやがやとやかましくすること。
   1. [初出の実例]「此害巨大言ふ可らず。其故は衆民聚嘯諠囂す」(出典：泰西国法論（1868）〈津田真道訳〉三)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【喧囂】けんごう

騒ぎたてる。

字通「喧」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」