嘴細鴉(読み)ハシボソガラス

デジタル大辞泉 「嘴細鴉」の意味・読み・例文・類語

はしぼそ‐がらす【×嘴細×鴉】

カラス科の鳥。全長約50センチ。ハシブトガラスに比べてくちばしが細く、濁った声で頭を下げながら鳴く。農耕地海岸に多い。ユーラシアに広く分布

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精選版 日本国語大辞典 「嘴細鴉」の意味・読み・例文・類語

はしぼそ‐がらす【嘴細鴉】

  1. 〘 名詞 〙 カラス科の鳥。全長約五〇センチメートル。羽色は黒く、紫色光沢がある。形態・習性ともにハシブトガラスに似ているが、やや小形で、くちばしが細い。耕地や人家付近で普通にみられ、都会山地ではまれ。日本全土のほかユーラシア大陸に広く分布する。
    1. [初出の実例]「うす紅の薄のなびく初秋の河原につどふ嘴(ハシ)ぼそ鴉(ガラス)」(出典:春泥集(1911)〈与謝野晶子〉)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「嘴細鴉」の解説

嘴細鴉 (ハシボソガラス)

学名Corvus corone
動物。カラス科の鳥

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