四方正面(読み)シホウショウメン

デジタル大辞泉 「四方正面」の意味・読み・例文・類語

しほう‐しょうめん〔シハウシヤウメン〕【四方正面】

東西南北四方自分が向かっている正面四方八方
四方のどこから見ても正面として見えること。また、そのような建築物彫刻など。
能で、普通は舞台前面を正面として舞うのに対して、前後左右の四方を正面として舞うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四方正面」の意味・読み・例文・類語

しほう‐しょうめんシハウシャウメン【四方正面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 東西南北の四方と自分が向かっている正面。転じて、四方八方。諸方
    1. [初出の実例]「今朝たつや四方正面はなの春〈乗言〉」(出典:俳諧・小町踊(1665)春)
  3. 四方のどちらから見ても正面に見えること。また、そのように作られた建築や彫刻、庭園など。法隆寺夢殿などの類。
  4. 能楽で、前後左右の四方のどちらから見ても正面から見るように美しく舞うこと。普通には、舞台の前面を正面として舞う。
    1. [初出の実例]「是教か、立居行廻は仕付がた、四方正面なりと、さもあらんかし」(出典:わらんべ草(1660)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む