四枚肩(読み)シマイガタ

精選版 日本国語大辞典 「四枚肩」の意味・読み・例文・類語

しまい‐がた【四枚肩】

  1. 〘 名詞 〙 駕籠(かご)を四人でかつぐこと。また、交替の駕籠かきが二人ついている駕籠。普通は二人か三人でかつぐが、それに対していう。急用の場合や、見た目を派手にする場合に用い、特に遊里へ行くときなどに多く行なわれた。しまいかご。しまい。
    1. [初出の実例]「此里は早駕籠(かご)大坂より四枚肩(しマイガタ)は二十四匁の定まり」(出典浮世草子好色二代男(1684)六)

よまい‐がた【四枚肩】

  1. 〘 名詞 〙 駕籠(かご)を四人でかつぐこと。また、交代の駕籠かきが二人ついている駕籠。二人か三人でかつぐ普通のかつぎ方に対していう。急用の場合や、見た目を派手にする場合に用い、特に遊里へ行くときなどに多く行なわれた。しまいがた。よまい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android