急用(読み)キュウヨウ

デジタル大辞泉 「急用」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「急用」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ようキフ‥【急用・急要エウ】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いそいで処理しなければならない用事。急用事。
    1. [初出の実例]「殿にもきうよう物せしめ給ふらむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)沖つ白浪)
    2. 「私はちっと急用がござりまする」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)
    3. 「遠方の文通は郵便を以てし急要(キフエウ)には電信を用ふ」(出典:福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉七〇)
  3. ( 形動 ) 急に必要なこと。さしせまって必要なさま。
    1. [初出の実例]「而私有急要、蒙御許容、欲罷出者」(出典:台記‐天養元年(1144)一一月二八日)
    2. 「むまれつき利根なるものには、〈略〉六芸のうち急用(キウヨウ)なる芸よりそろそろとならはし」(出典:翁問答(1650)上)
    3. [その他の文献]〔王粛‐上疏請恤役平刑文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android