デジタル大辞泉 「団七」の意味・読み・例文・類語 だんしち【団七】 浄瑠璃「夏祭浪花鑑なつまつりなにわかがみ」の登場人物。元禄8年(1695)ころ、大坂の高津祭礼の宵宮に長町裏で舅しゅうとを殺した魚売りの団七がモデルという。団七九郎兵衛。文楽人形の首かしらの一。町のならず者など、主として敵役に用いる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「団七」の意味・読み・例文・類語 だんしち【団七】 〘 名詞 〙① ( 歌舞伎の「宿無団七時雨傘」にかけて ) 宿なしのこと。[初出の実例]「一入(ひとしほ)に富にこったる其末は皆団七(ダンシチ)の宿なしとなる」(出典:洒落本・意気客初心(1836)上)② 文楽の人形の頭(かしら)の一つ。「夏祭浪花鑑」の団七のような豪強な人物、主として敵役に用いる。〔楽屋図会拾遺(1802)〕③ 「だんしちほんだ(団七本多)」の略。〔洒落本・当世風俗通(1773)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「団七」の解説 団七(通称)だんしち 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題宿無団七初演元禄11.11(大坂・片岡仁左衛門座) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報