国民教育委員会(読み)こくみんきょういくいいんかい(英語表記)Komisja Edukacji Narodowej

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国民教育委員会」の意味・わかりやすい解説

国民教育委員会
こくみんきょういくいいんかい
Komisja Edukacji Narodowej

1773年に創設されたポーランドの公共教育省。文部省類似の機関としては世界最初のもの。啓蒙思想の影響下にイエズス会修道院の施設を収用し,国立の世俗的な中等学校設立国語国史,経済学,公民学,自然科学などの教育を重視した。大学を近代化し,師範学校を創設,小規模ながら農民のための初等教育も実施した。 95年第3次ポーランド分割による独立喪失とともに廃止。主たる活動家は国王スタニスワフ2世アウグスト・ポニャトフスキ,A.チャルトルイスキ,H.コウォンタイ

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android