国民文学論(読み)コクミンブンガクロン

デジタル大辞泉 「国民文学論」の意味・読み・例文・類語

こくみんぶんがくろん【国民文学論】

1950年代に、竹内好伊藤整野間宏らを中心に起こった文学論争サンフランシスコ講和条約による日本の再独立や朝鮮戦争勃発を契機とし、「国民のための文学とは何か」という議論が重ねられた。竹内の発表した論文同名の評論集としてまとめられ、昭和29年(1954)に刊行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android