土居廓中(読み)どいかちゆう

日本歴史地名大系 「土居廓中」の解説

土居廓中
どいかちゆう

[現在地名]安芸市土居

中世、安芸一帯を支配した安芸氏の城郭跡と、それを囲む武家屋敷町であるが、江戸時代にもそのまま山内氏の家老五藤氏に引継がれ、五藤氏家臣住居区域とされた。城跡を囲むように配置された碁盤目状の街区や、土用竹・うばめ樫・瓦積みなどの垣に囲まれた旧武家屋敷は、江戸時代のままのたたずまいである。

天正一七年(一五八九)の安喜庄地検帳には土居を中心に「御土居東」「御土居前」に三四筆の屋敷が記される。これらの屋敷は「正木修理分 今桑名丹後給」とか「西田佐左衛門分 今波斎給」とかあり、安芸氏時代から長宗我部氏時代への居住者の交替がうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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