土戸(読み)ツチド

デジタル大辞泉 「土戸」の意味・読み・例文・類語

つち‐ど【土戸】

土または漆喰しっくいを塗った引き戸

ど‐こ【土戸】

平安時代京洛外部農民京都の内に住むものを京戸というのに対する。

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精選版 日本国語大辞典 「土戸」の意味・読み・例文・類語

つち‐ど【土戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 建物一部土間になっているとき、そこに設けられた戸。土妻戸と土遣戸がある。
    1. [初出の実例]「依為通申、令土戸、為下人見也」(出典台記‐天養元年(1144)一一月一一日)
  3. 表面泥土または漆喰(しっくい)を塗って作った引戸。〔日葡辞書(1603‐04)〕

ど‐こ【土戸】

  1. 〘 名詞 〙 奈良・平安時代、京洛の外の戸をいう。京の内の戸を京戸というのに対する語。
    1. [初出の実例]「注京戸男水田一段百歩。土戸男水田一段百四十歩。陸田六十歩」(出典:日本三代実録‐元慶四年(880)三月一六日)

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