土手節(読み)ドテブシ

デジタル大辞泉 「土手節」の意味・読み・例文・類語

どて‐ぶし【土手節】

江戸時代流行唄はやりうた万治(1658~1661)ごろ、江戸で、日本堤(吉原土手)を通る吉原通いの嫖客ひょうかくたちが歌ったもの。

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精選版 日本国語大辞典 「土手節」の意味・読み・例文・類語

どて‐ぶし【土手節】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の小唄一つ。江戸新吉原に通う男伊達(おとこだて)が吉原土手の往還にうたったことに始まるという。寛文一六六一‐七三)の頃から流行。京都島原の投節(なげぶし)、大坂新町の籬節(まがきぶし)とともに、元祿一六八八‐一七〇四)以前の三大遊里歌謡の一つとされる。
    1. [初出の実例]「どてぶしうたふてゆく所へ」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)二)

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