在日朝鮮人帰還協定(読み)ざいにちちょうせんじんきかんきょうてい

百科事典マイペディアの解説

在日朝鮮人帰還協定【ざいにちちょうせんじんきかんきょうてい】

1959年8月朝鮮民主主義人民共和国赤十字会と日本赤十字社との間に結ばれた在日朝鮮人の帰国に関する協定。1958年金日成の帰国者歓迎声明に端を発して,在日朝鮮人の間に起こった帰国実現運動が実を結んで実現。以後1967年11月までに155回の配船で計8万8611人が帰国した。しかし,同年4月日本赤十字社が,日本政府の閣議決定に基づいて協定の年内打切りを通告し,同年以降帰国事業が停止された。朝鮮赤十字会および在日朝鮮人の強い復活要求により1971年再開されて1984年まで続き,4728人が帰国した。以上の人数には日本国籍をもつ随伴家族約6000人が含まれる。
→関連項目在日朝鮮人

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世界大百科事典 第2版の解説

ざいにちちょうせんじんきかんきょうてい【在日朝鮮人帰還協定】

1959年8月13日インドのカルカッタで日本赤十字社と朝鮮民主主義人民共和国赤十字会との間で結ばれた在日朝鮮人の共和国帰還に関する協定。1953年朝鮮戦争の休戦協定成立前後から在日朝鮮人の共和国への帰国希望者が出はじめ,また55年在日本朝鮮人総連合会結成以後,共和国の経済建設への参加,教育問題・生活問題の帰国による解決などの大衆的要望が出され,帰国運動を組織的に展開,11万余の帰国希望者が登録された。

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