地引帳(読み)ジビキチョウ

デジタル大辞泉 「地引帳」の意味・読み・例文・類語

じびき‐ちょう〔ヂびきチヤウ〕【地引帳】

江戸時代検地に先だって作成された帳簿所在地用途・持ち主などを1筆ごとに書き上げ、検地奉行に提出した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「地引帳」の意味・読み・例文・類語

じびき‐ちょうヂびきチャウ【地引帳】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、検地事前帳簿の一つ。検地すべき土地田畑屋敷地)の小名字名(あざな))、地目地種地番持主の別を一筆ごとに書き上げて検地奉行へ差し出した帳簿。
    1. [初出の実例]「村々にて致内割、反畝歩分け置候所は、反別地引帳に記」(出典地方凡例録(1794)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android