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地黄煎売 じおうせんうり

世界大百科事典 第2版の解説

じおうせんうり【地黄煎売】

地黄煎は漢方の強壮補血剤で,地黄煎売は典薬寮を本所とする座を結成し,地黄煎販売の特権を認められた供御人の薬売をいう。室町時代の《三十二番職人歌合》には,番匠笠をかぶり小さな桶を棒先につるして担いだ地黄煎売の姿が描かれている。その源流は,令制下,諸国から草薬を納め,天皇をはじめ諸司,諸臣に諸薬を調進した典薬寮の薬戸にあったと考えられるが,とくに地黄煎供御人の形成には,〈供御薬〉という宮中行事が深くかかわっていた。

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世界大百科事典内の地黄煎売の言及

【あめ売(飴売)】より

…振売(ふりうり)の行商人と縁日などで露天営業するものとがあった。振売のほうは室町期に地黄煎(じおうせん)売の名で見え,江戸時代になるとさまざまな趣向をこらしたものが登場した。高価な砂糖を使った菓子には手が届かなかった階層,とくにそうした庶民の子どもたちがあめ売の最大の顧客であったから,奇抜な扮装をしたり,おもしろおかしい歌をうたって囃(はや)し歩くあめ売は人気のまとであった。…

※「地黄煎売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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