坊ヶ浦村(読み)ぼうがうらむら

日本歴史地名大系 「坊ヶ浦村」の解説

坊ヶ浦村
ぼうがうらむら

[現在地名]畑野町坊ヶ浦

小佐渡山地の山麓に沿って帯状に延び、南は長谷はせ村、西は畑方はたがた村・畑本郷はたほんごう村、北は栗野江くりのえ村。元禄七年(一六九四)検地では田五町九反余・畑五町九反余(佐渡志)。「佐州巡村記」では戸口は二二軒・六一人。当村・畑方村・畑本郷村・安国寺あんこくじ村・寺田てらだ村・目黒町めぐろまち村六ヵ村入会の田地が一ヵ所ある。南方にほぼ孤立状ともみえる行者ぎようじや(約二〇〇メートル)がある。本宮ほんぐう山ともいう。山頂に役の行者石像を祀る小祠がある。

山麓には御嶽おたき(御滝)とよぶ落差約一〇メートルほどの瀑布があり、数多くの不動像が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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