垣外番(読み)カイトバン

精選版 日本国語大辞典 「垣外番」の意味・読み・例文・類語

かいと‐ばん【垣外番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、非人の中から選んで、町ごとに夜番をさせた者。大坂では四か所(天王寺鳶田道頓堀天満)の配下に属し、冠婚葬祭時の下働きと夜番、木戸番を兼ねた者をいう。これとは別に、富家では戸口番小屋を造り、自衛のために置いたという。
    1. [初出の実例]「油断はせぬ戸を明て寝る垣外番」(出典:雑俳・水加減(1817))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の垣外番の言及

【番太郎】より

…各町には店借の夜番人が雇われて,木戸の番や夜警などに従事しており,大坂ではこの夜番人が番太であったと考えられる。このほかに,四ヶ所長吏の支配下で〈非人〉身分の番人がおり,垣外番(かいとばん)と呼ばれていたが,その役割は〈非人〉の制道が中心だった。京都の場合,各町に番人親方から派遣された番人がおり,番太と呼ばれていた。…

※「垣外番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む