城の百穴(読み)しろのひやつけつ

日本歴史地名大系 「城の百穴」の解説

城の百穴
しろのひやつけつ

[現在地名]三光村土田 城

山国やまくに川の下流域にあり、川によって浸食された段丘崖面に開口する横穴群。古くから城の百穴とよばれ、横穴は約二五基が確認されている。玄室大部分断面が蒲鉾形を呈し、床面には礫石が敷かれている。遺物についてはまったく不明である。山国川犬丸いぬまる川に面する丘陵斜面には、規模の大きな横穴群が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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