堂畑村(読み)どうばたけむら

日本歴史地名大系 「堂畑村」の解説

堂畑村
どうばたけむら

[現在地名]喜多方市豊川町高堂太とよかわまちたかどうた

下高額しもたかひたい村の東にあり、東は姥堂うばどう川を隔てて布流ふるう村、南は太田おおた村、北は下勝しもすぐれ村。堂畠とも記し、熊倉組に属した。本村北東に端村五町ごちようがある。天文六年(一五三七)蘆名盛氏は岩瀬口(岩瀬郡勢至堂村、現長沼町)に新関を構え、「山郡堂畠村」より勢至観音像を移して同関の守りとしたという(蘆名由緒考証)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録には堂畠とみえ、高四三九石余。「新編会津風土記」によると家数は本村一三・五町二。


堂畑村
どうばたけむら

[現在地名]湯川村堂畑

阿賀川右岸に位置し、東は北田きただ村、西は阿賀川を隔てて京出きようで(現会津坂下町)、南は勝常しようじよう村に接する。堂畠・当畑とも記される。「新編会津風土記」によると、当村は「寛文の初まで二本柳小原赤沼とて三の端村あり、後漸々に本村に聚て今は一区となる」とある。また阿賀川に沿っているため、「八月の節より日数五六拾日の内、鮭鱒の類殺生いたし、其外年中、鮒・丸太・ざこ・川才をとりて売出し」と記される(文化四年「笈川組風俗帳」湯川村史)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に当畠とあり、高六九七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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