デジタル大辞泉 「堆紅」の意味・読み・例文・類語 つい‐こう【▽堆紅】 彫漆の一。朱漆を何度も厚く塗り重ねる過程で黒漆の層を入れ、彫り目の断面の朱色地に黒い筋が表れるようにしたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「堆紅」の意味・読み・例文・類語 つい‐こう【堆紅】 〘 名詞 〙 漆芸の技法の一つ。漆に砥粉などを混ぜて文様を盛り上げ、堆朱(ついしゅ)に似せて作ったもの。中国では仮剔紅(かてっこう)・罩紅(とうこう)といい、木彫に漆を塗ったものも含まれる。日本では彫漆の一種として用いられている例もある。[初出の実例]「九蓮糸。堆朱。堆紅。堆漆」(出典:異制庭訓往来(14C中)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例