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塑性設計法 そせいせっけいほう plastic design

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世界大百科事典 第2版の解説

そせいせっけいほう【塑性設計法 plastic design】

延性に富み,破断せずに大きな塑性変形に耐えることのできる材料からなる,主として不静定骨組構造物を対象とし,塑性ヒンジの概念を導入して崩壊荷重を求め,この崩壊荷重に対してある安全率(荷重係数呼ばれる)が確保されるように構造物を設計する方法。さらに広い意味をもつ極限設計法に包含される設計法の一つとして位置づけられ,米英を中心に1960年代中ごろから建築物の設計などに広く採用されている。日本では,比較的構造形式の単純な橋に実施例が見られる程度であるが,塑性設計法考え方も勘案しつつ,信頼性に基づいてより合理的に構造物を設計する規範の策定を目ざし,土木建築工学の分野で調査研究が続けられている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の塑性設計法の言及

【極限設計法】より

…弾性理論により構造物を設計する方法(許容応力度設計法)に対し,構造物の安全性,使用性の限界状態をもとに設計する手法の総称。1940年代の後半に構造物の塑性設計法の基礎概念が確立してからしばらくの間,極限設計法は塑性設計法と同じ意味で使われていたが,その後設計手法の合理化を求めて,弾性理論に基づかないいくつかの設計法が提案されるにおよんで,塑性設計法を含むこれらの方法を総括した広い意味で使われることが多い。一般に構造物の使用限界は(1)材料の降伏,(2)材料の最大強度への到達,(3)常時作用荷重のもとでの過大な変形,(4)構造系の不安定,(5)疲労破壊,(6)脆性(ぜいせい)破壊,などから決められる。…

※「塑性設計法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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