ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塚原光男」の意味・わかりやすい解説
塚原光男
つかはらみつお
体操競技選手。オリンピック競技大会に 3度出場。大学在学中の 1968年メキシコシティー・オリンピック競技大会で団体総合金メダル。社会人時代の 1972年ミュンヘン・オリンピック競技大会で団体総合と鉄棒で金メダル,つり輪で銅メダル。1976年モントリオール・オリンピック競技大会は団体総合と鉄棒で金メダル,跳馬で銀メダル,個人総合と平行棒で銅メダルに輝いた。オリンピック競技大会で獲得したメダルは金5,銀1,銅3。鉄棒での下り技月面宙返りのほか,跳馬の塚原跳びを開発した。2004年のアテネ・オリンピック競技大会で長男の塚原直也が団体メンバーとして金メダルに輝き,父子オリンピック金メダリストとなった。2012年のロンドン・オリンピック競技大会では,選手団の総監督という大役も担った。2005年日本体操協会副会長,2009年日本オリンピック委員会 JOC理事に就任した。2009年紫綬褒章を受章。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報