日本歴史地名大系 「塚本社跡」の解説 塚本社跡つかもとしやあと 京都市:東山区東福寺門前中村町塚本社跡[現在地名]東山区本町十六丁目本町(ほんまち)通(伏見街道)東側にあった社で、小祠二宇が南面していた。「京都府地誌」によれば、一宇の祭神は淳仁天皇・舎人親王・早良親王、もう一宇は神功皇后・井上皇后・他戸親王。祭日は五月五日。旧村社。同書は「旧柿本社ト曰フ。当時、地ヲ柿本里ト称スレハ也」といい、「山城名勝志」にも「柿本社 今東福寺中門北東側有小社、土人曰塚本社、疑柿本社歟」とみえる。「延喜式」神名帳の紀伊(きい)郡にみえる柿本社すなわち飛鳥田(あすかだ)神社を連想してのことと察せられるが、同社は横大路(よこおおじ)(現京都市伏見区)に所在し、当社とは別とみるべきであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by