日本歴史地名大系 「塚野山村」の解説 塚野山村つかのやまむら 新潟県:三島郡越路町塚野山村[現在地名]越路町塚野山西谷(にしだに)村の南、東は東谷村、南は千谷沢(ちやざわ)村(現刈羽郡小国町の一部)、西は長鳥(ながとり)村(現柏崎市)。柏崎・安田(やすだ)・北条(きたじよう)(現柏崎市)より長鳥村で塚山(つかやま)峠を越え、当村を経て東谷村より薬師(やくし)峠を越え小千谷(おぢや)村(現小千谷市)・小出島(こいでじま)村(現北魚沼郡小出町)へ至る通称小千谷街道は、上田(うえだ)銀山(現同郡湯之谷村)の発見により寛永一八年(一六四一)頃から急速に開け、当村はその宿場であった。北条村と小千谷村との間は各々約二里。正保国絵図に三島郡「塚野山村」高三四七石余がみえる。寛文一二年(一六七二)の証文(長谷川正也氏蔵)によると、高六〇石分の畑地を新田とすることになり、このうち三分の二を百姓、三分の一を庄屋が開発し、人足は双方が半分ずつ負担する申合せが成立。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by