塩屋崎
しおやざき
[現在地名]高知市塩屋崎町一―二丁目
真如寺山の東麓にあたる。かつて潮江村東部地域は浦戸湾の海水の浸すところであった。「南路志」は「昔三崎と云ふは大崎今の大津、津の崎今の愛宕、塩屋崎是也、此所吸江への渡場にて夢窓国師の往来有しも此所といへり、東北共に皆海にして潮江山を廻りに家居せしとぞ」と記している。いつ頃この地が陸になったのかはわからないが、慶長二年(一五九七)の潮江新塩田御検地帳・潮江新塩田御検地内塩浜地検帳に多くの新田・塩田が記され、塩田は二〇四浜に及ぶ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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