売渡担保(読み)ウリワタシタンポ

デジタル大辞泉 「売渡担保」の意味・読み・例文・類語

うりわたし‐たんぽ【売渡担保】

融資を受ける者が、債権者担保物件を売り渡して、代金として融資を受け、一定の期限内にこれを買い戻すことを約した担保売渡抵当

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精選版 日本国語大辞典 「売渡担保」の意味・読み・例文・類語

うりわたし‐たんぽ【売渡担保】

  1. 〘 名詞 〙 売買形式をとる物的担保の方法借金をする者が担保物を貸し主に売り渡す形式をとり、代金の形で融資を受けるが、一定の期間内に元利に相当する金額を支払って、目的物を買い戻すことができるものとすること。売渡抵当。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「売渡担保」の意味・わかりやすい解説

売渡担保
うりわたしたんぽ

融資を受けようとする者が、目的物(機械など)を相手方に売り渡し、代金として融資を受け、一定期間内にそれを買い戻す特約をする担保制度広義譲渡担保一つ

[編集部]

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百科事典マイペディア 「売渡担保」の意味・わかりやすい解説

売渡担保【うりわたしたんぽ】

譲渡担保

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世界大百科事典(旧版)内の売渡担保の言及

【買戻し】より

…なお,この予約は仮登記によって他人に対しその存在を公示し,取戻しは予約完結権の行使という形をとる。(4)売渡担保 買戻しと再売買予約とを合わせて売渡担保と呼ぶことがある。その場合,買戻権や再売買予約完結権は,実質上の担保物を金銭の返済によって取り戻す権利をさすことになる。…

【譲渡担保】より

…また,権利をあらかじめ債権者に移しておく点で〈権利移転型〉担保と呼ばれる。実際の契約では売渡(うりわたし)抵当とか売渡担保という場合も少なくない。(1)用いられる対象 (a)まず,動産を対象とするものがあり,事業会社や金融機関が譲渡担保をとるときは,これが中心となってきた。…

※「売渡担保」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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