外藩(読み)ガイハン

デジタル大辞泉 「外藩」の意味・読み・例文・類語

がい‐はん〔グワイ‐〕【外藩】

諸侯の封ぜられた国。
大名。特に外様とざま大名。
都から遠く離れた地方
「―におとされ給ひしかば」〈読・春雨海賊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外藩」の意味・読み・例文・類語

がい‐はんグヮイ‥【外藩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 諸侯の封ぜられた国。皇帝や王の直轄地以外の国。〔晉書‐礼志上〕
  3. 都から遠く離れた地方。
    1. [初出の実例]「菅相公ひとりにくませおはせしかど、やがて外藩におとされたまひしかば」(出典:読本・春雨物語(1808)海賊)
  4. 大名。特に外様(とざま)大名。
  5. がいばん(外蕃)
    1. [初出の実例]「和蘭人も亦た他の外藩と一併に」(出典:日本風俗備考(1833)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「外藩」の読み・字形・画数・意味

【外藩】がい(ぐわい)はん

外国。また諸侯王。〔宋史、孝宗紀賛〕古より人君、外よりり、入りて大統を繼ぎ、能く宮の孝を盡す。未だ(ごと)きものらず。

字通「外」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む