多子(読み)タシ

精選版 日本国語大辞典 「多子」の意味・読み・例文・類語

た‐し【多子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 子どもが多いこと。
    1. [初出の実例]「譬ば、父母の多子(タシ)有が如き」(出典私聚百因縁集(1257)五)
  3. 果物の実が多いこと。また、石榴(ざくろ)をいう。〔文明本節用集(室町中)〕
  4. ( 「子」は意味のない接尾辞 ) 多いこと。
    1. [初出の実例]「却って是れ仏法多子無し」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「多子」の読み・字形・画数・意味

【多子】たし

王子身分の集団名。〔書、洛誥〕其れ大いに殷の獻民を惇(あつ)く典し、亂(をさ)めて四方の新辟と爲り、の恭先と爲れ。~予(われ)(周公)旦は、多子と事とを以(ひき)ゐて、人の烈を篤(あつ)くし、其の師を答(あは)せ、の孚先と爲らん。

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