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周公 シュウコウ

5件 の用語解説(周公の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しゅう‐こう〔シウ‐〕【周公】

中国、の政治家。文王の子。名は旦。兄の武王を助けて殷(いん)を滅ぼし、武王の死後、幼少の成王を助けて王族の反乱を鎮圧。また、洛邑(洛陽)を建設するなど周王室の基礎を固めた。礼楽・制度を定めたといわれる。儒家の尊崇する聖人の一人。生没年未詳。

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百科事典マイペディアの解説

周公【しゅうこう】

中国,代の王族。本名は姫旦(きたん),周公旦とも。文王の子,武王の弟。武王を助けて(いん)を滅ぼし,武王の死後は幼少の成王を助けて政務を執り,周の支配を確立した。
→関連項目王道・覇道爾雅周礼

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうこう【周公 Zhōu gōng】

中国,西周王朝建国の功臣。生没年不明。本名は姫旦(きたん),周公旦ともいう。周の文王の子。武王の弟。武王を助けて殷王朝を滅ぼし,武王の死後は幼い成王を助け摂政となった。周公の弟の管叔,蔡叔らが殷の紂王の子の武庚と結んで反乱をおこすと,東征を行って反乱者を鎮圧するとともに東方の異民族たちを平定。さらに周王朝の東方支配の拠点として東都洛邑(成周)を建設した。また周代の多くの礼楽制度が周公によって定められたとされ,《周礼(しゆらい)》《儀礼(ぎらい)》《易経》の爻辞(こうじ)なども,伝説的には周公の著述とされる。

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大辞林 第三版の解説

しゅうこう【周公】

中国、周初の政治家。文王の子。姓は姫、名は旦たん。兄の武王を助けて殷を滅ぼし、その死後、幼少の成王を補佐して周の基礎を固めた。孔子は礼を整備した聖人として尊敬し、後世、先聖とあがめられた。魯の祖。周公旦。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

周公
しゅうこう

生没年不詳。中国、周王朝創業の功臣。紀元前11世紀ごろの人。名は旦(たん)。文王の子。武王を助けて殷(いん)を滅ぼし、武王の没後、幼少で即位した成王の摂政(せっしょう)となったが(あるいは自ら王位についたともいわれる)、これを機に殷の遺民を率いる武庚禄父(ぶこうろくほ)や、周公の弟である管叔(かんしゅく)・蔡叔(さいしゅく)らが反乱を起こした。周公は召公((せき))と協力してこの乱を鎮め、さらに東方地域の大遠征を行った。帰還後、周公は河南の地に新都洛邑(らくゆう)をつくり、東方諸部族支配の要地として自らここに鎮し、摂政7年にして政権を成王に返したという。周公はまた殷族支配のため、紂王(ちゅうおう)の兄、微子啓を殷の故地商丘に封建して宋(そう)公としたり、子の伯禽(はくきん)を魯(ろ)(山東省曲阜(きょくふ))に封ずるなど、王室一族や功臣を要地に封建して周室の守りを固めた。周公はのち忠臣、聖人として尊崇されるようになり、「詩」「書」や青銅器銘文にその功がたたえられている。また礼楽を創始したともいわれ、周の制度を書いた『周礼(しゅらい)』(偽書)もその作として伝えられる。[宇都木章]

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世界大百科事典内の周公の言及

【爾雅】より

…著者,著作の年代,ともに未詳。ただし周公旦の著作といい,あるいは孔子の作といい,またあるいは孔子の弟子の作というのは,いずれもこの字書を重視し,できるだけ由緒正しいものに仕立てようというためであろう。《爾疋(じが)》とも書くが,いずれも〈爾〉は〈邇〉すなわち〈近〉,〈雅〉もしくは〈疋〉は〈正〉,全体として〈正しきに近づく〉意だとされ,もと《五経》をその正しい意味において読むための字書だとされた。…

【周】より

…武王は東方支配のために洛邑(洛陽市西郊)を建設しようとして果たさず,鎬京に帰還して数年後に死亡した。位を継いだ成王が幼少のため,叔父の周公旦(武王弟)が一時政治を行ったが,殷の監視のため東方に派遣されていた管叔(武王弟)らが,周公が王位を奪うと疑って反乱を起こし,これに殷の旧領を支配していた紂王の子の武庚が加担し,大動乱が起きた。周公は成王の命を受けてこれを鎮圧し,殷の残存勢力を一掃して,周の支配を確立した。…

【魯】より

…?‐前249年。周武王の弟で,周王朝創設の大功臣周公旦を始祖とする。山東省曲阜(きよくふ)に都をおく。…

※「周公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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