多家神社(読み)たけじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「多家神社」の意味・読み・例文・類語

たけ‐じんじゃ【多家神社】

  1. 広島県安芸郡府中町にある神社。旧県社。祭神は神武天皇ほか。天皇の東征の際の行宮跡地に創立されたと伝えられる。安芸国三の宮。埃宮(えのみや)。多祁理宮(たけりのみや)

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日本歴史地名大系 「多家神社」の解説

多家神社
たけじんじや

[現在地名]府中町宮の町三丁目

榎木えのき川南岸、古山陽道の東辺に鎮座。神武天皇を主神とし、五〇余神を祀る。埃宮えのみやともいい、旧県社。「延喜式」神名帳所載の「多家オホイエノ神社名神大」に比定され、「三代実録」貞観元年(八五九)正月二七日条に従五位下多家神の従五位上叙位のことがみえ、同年四月二七日条では従四位下に進んでいる。なお多家の読みはオオノミ説もあるが、タケ説が有力である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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