デジタル大辞泉 「校倉造」の意味・読み・例文・類語 あぜくら‐づくり【▽校倉造(り)】 校倉風の建築構造。東大寺の正倉院や唐招提寺とうしょうだいじの宝蔵・経蔵など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「校倉造」の意味・読み・例文・類語 あぜくら‐づくり【校倉造】 〘 名詞 〙 古代建築様式の一つ。柱を用いないで、断面が台形や三角形の木材を井桁(いげた)に積み上げて、壁にしたもの。奈良時代から平安初期にかけて寺院や官庁の宝庫、倉として多く建てられた。東大寺の正倉院や唐招提寺の宝蔵、経蔵などが有名。甲蔵。叉倉。あぜり。校倉造り〈奈良県 東大寺正倉院〉 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「校倉造」の意味・わかりやすい解説 校倉造あぜくらづくり 断面が三角形となる横材を井籠 (せいろう) 組に積上げて壁体とした校倉風の建築様式。横材の稜角部が外壁に,平面部が内壁になり,したがって壁体の木口は鋸歯状となる。日本では奈良時代から平安時代初期にかけて,国府,寺院の倉の様式として各地に建築されたが,それ以後は例が少い。奈良時代の遺構として,正倉院宝庫,東大寺本坊経庫,唐招提寺の宝蔵,経蔵などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
旺文社日本史事典 三訂版 「校倉造」の解説 校倉造あぜくらづくり 古代,倉庫建築の一様式高床で柱を用いず,断面がほぼ三角形の木材を横積みに井桁 (いげた) 組として壁面を構築。組み合わせた三角材が晴雨に応じ膨張・収縮して,室内の湿度が常に平均し,物品の収納保存に適するといわれるが,科学的には認めにくい。東大寺正倉院はその代表作。 出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報 Sponserd by
家とインテリアの用語がわかる辞典 「校倉造」の解説 あぜくらづくり【校倉造り】 柱を用いず、木材を井桁(いげた)に組み上げて壁とした構造の建物。日本では弥生時代ごろから倉庫などに用いられた。奈良時代に建てられた東大寺正倉院は、現存する代表的な建物。同じような工法は、中国・北欧・ロシアなど木材の豊富な地域でみられる。 出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の校倉造の言及 【井幹】より …中国建築で木材をせいろう組みに積み重ねてつくる構造をいう。校倉(あぜくら)造。漢の武帝が建てた井幹楼は高さ50丈という高大な楼閣であったことが知られる。… ※「校倉造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by