デジタル大辞泉
「澱粉」の意味・読み・例文・類語
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でん‐ぷん【澱粉】
- 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] Zetmeel の訳語 ) 代表的な多糖類の一つ。植物の葉で光合成によって生成され、種子・根・地下茎などの貯蔵部に多量に蓄積される。アミロペクチンとアミロースの二成分から構成されるD‐グルコースの重合体で、無味・無臭の白色粉末。分子量数万~数十万の高分子物質で吸湿性があり、水と暖めると粘性の高い半透明の糊(のり)となる。高等動物の栄養素として食品となるほか、糊料、接着剤、発酵工業原料、医薬品などに広く用いられる。〔植学啓原(1833)〕
澱粉の語誌
江戸時代の蘭学において用いられた語。幕末の「英和対訳袖珍辞書」(一八六二)や「附音挿図英和字彙(初版)」(一八七三)には見えないが、「薬品名彙」(一八七三)などの学術用語集には出ており、「附音挿図英和字彙」にも第二版(一八八二)では収録されている。明治一〇年代頃に一般化したか。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「澱粉」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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