デジタル大辞泉 「夜神楽」の意味・読み・例文・類語 よ‐かぐら【夜神‐楽】 1 夜に行われる神楽。宮中の御神楽みかぐらや各地の民俗芸能の神楽も、正式には夜を徹して行われるものが多い。《季 冬》2 歌舞伎下座音楽の一。大太鼓・大拍子だいびょうし・能管または大太鼓だけの鳴り物で、夜の神社の場面などに用いる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「夜神楽」の意味・読み・例文・類語 よ‐かぐら【夜神楽】 〘 名詞 〙① 夜、奏する里神楽。多く収穫祭から年末にかけて行なわれた。《 季語・冬 》[初出の実例]「更け行く月の夜神楽を奏して、君を祈らん」(出典:車屋本謡曲・弓八幡(1423頃))② 歌舞伎の下座音楽の一つ。本神楽(普通の神楽)という囃子(はやし)を弱く静めて奏する。神社の場の夜に使うが、時代物では時に「だんまり」とか凄(すご)みのある場にも使う。[初出の実例]「橋懸り迄、社地の道具、夜神楽にて幕開く」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)大切) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例