夜話(読み)ヨバナシ

デジタル大辞泉 「夜話」の意味・読み・例文・類語

よ‐ばなし【夜話/夜×咄】

夜、談話すること。また、その談話。やわ。 冬》「―や猫がねずみをくはへゆく/孝作
夜咄の茶事」の略。

や‐わ【夜話】

夜間にする談話。よばなし。また、それを書き記した本。
気軽に聞ける話。また、そのような内容の本。「歴史夜話
禅宗で、夜に修行上の訓話をすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜話」の意味・読み・例文・類語

や‐わ【夜話】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜間に行なう談話。また、それを筆記した書籍。よばなし。
    1. [初出の実例]「密叟侍者、遠自都下建仁特来山中相探。夜話達旦、甚慰十年之傾想」(出典:寂室録(1367)上)
    2. 「先生の夜話に耽て朝寝するの僻をも学び得て」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一五)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐答周循州詩〕
  3. 特に禅宗で、夜、住持が修行者に坐禅修行のために訓話すること。また、その訓話。
    1. [初出の実例]「夜話に云、悪口をもて僧を呵嘖し、毀呰(きし)すること莫れ」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)二)
  4. ( から転じて ) くだけた、肩の凝らない話。また、そのような内容の書物
    1. [初出の実例]「この五年間のデスク夜話(或いは余話)を綴ってみる」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉デスク商売往来)

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普及版 字通 「夜話」の読み・字形・画数・意味

【夜話】やわ

夜ばなし。

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