デジタル大辞泉
「大乗法苑義林章」の意味・読み・例文・類語
だいじょうほうおんぎりんじょう〔ダイジヨウホフヲンギリンジヤウ〕【大乗法苑義林章】
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だいじょうほうおんぎりんじょう‥ホフヲンギリンジャウ【大乗法苑義林章】
- 中国、唐代の仏教書。七巻または一四巻。法相宗の始祖とされる慈恩大師窺基(きき)の著。主に瑜伽(ゆが)論によりながら、法相唯識の教学をまとめたもの。唯識研究者に尊重されてきた。義林章。義林。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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大乗法苑義林章
だいじょうほうおんぎりんしょう
仏教書。中国法相(ほっそう)宗初祖基(き)(窺基(きき)、632―682)の著作。略して『法苑義林章』『義林章』『法苑』ともいう。唯識(ゆいしき)教学における主要な問題を29章に分かって解説したもの。同じ著者による『成唯識論述記(じょうゆいしきろんじゅつき)』(『述記』と略)が『成唯識論』を祖述した注釈であるのに対し、本書は唯識法相の教学を独自に組織体系づけた著作として名高い。『述記』と本書とによって法相宗の教学が成立したとみなされており、その点で重要である。
[袴谷憲昭]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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大乗法苑義林章
だいじょうほうおんぎりんじょう
Da-cheng fa-yuan yi-lin-zhang
中国,唐の窺基の著。7巻。唯識教学の組織を明らかにした書で,慈恩大師窺基の最も意を用いたもの。内容は 29門から成り,唯識研究者の最も珍重すべきものとして有名。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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