大井東山遺跡（読み）おおいひがしやまいせき

日本歴史地名大系 「大井東山遺跡」の解説

大井東山遺跡
おおいひがしやまいせき

[現在地名]沼南町大井 東山

手賀（てが）沼に注ぐ大津（おおつ）川河口右岸の標高約一八メートルの台地上にあり、水田面との比高は約八メートル。古墳時代から奈良・平安時代にかけての集落跡を主体とする遺跡。昭和五九年（一九八四）調査され、ほかに旧石器時代の石器群、縄文時代早期から晩期にかけての土器群、弥生時代後期の竪穴住居跡二軒なども検出された。古墳時代では中期の竪穴住居跡二軒、後期の竪穴住居跡三三軒・土坑二基が発見され、古墳時代後期になってから台地一帯が集落としての景観を整えたことが判明している。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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