改訂新版 世界大百科事典 「大伴宿奈麻呂」の意味・わかりやすい解説 大伴宿奈麻呂 (おおとものすくなまろ) 奈良時代の官人。生没年不詳。708年(和銅1)従五位に叙せられ,左衛士督,備後守,備後・安芸・周防按察使,右大弁等を歴任,724年(神亀1)従四位下に叙せられた。《万葉集》によると安麻呂の第3子,田村大嬢(おおいらつめ)・坂上大嬢の父で,田村の里に住んだという。《万葉集》巻四に作歌2首があり,また巻二には,大津皇子の宮の侍の石川女郎(いらつめ)が宿奈麻呂に贈った歌がある。執筆者:笹山 晴生 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大伴宿奈麻呂」の解説 大伴宿奈麻呂 おおともの-すくなまろ ?-? 飛鳥(あすか)-奈良時代の官吏。大伴安麻呂の子。大伴田村大嬢(おおいらつめ),大伴坂上大嬢の父。和銅元年(708)従五位下をさずけられ,のち左衛士督(さえじのかみ),按察使(あぜち)となる。神亀(じんき)元年従四位下にすすんだ。「万葉集」に短歌2首がある。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by